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映像芸人的日記

「真・地方戦隊キタカントー」「百人戦隊ヒャクレンジャー」などとんでもない戦隊ものを作る映像芸人・ミナミユーの日記。

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ヒャクレンジャーのつくりかた  2・準備編 その1:ビデオカメラ

それではヒャクレンジャーを撮る際に必要な機材もろもろを準備しましょう。
準備するものは大雑把に分けて、
(1)ビデオカメラ
(2)三脚
(3)パソコン
(4)編集ソフトウェア
(5)演者
(6)衣装・その他
の以上6種類になります。

(1)ビデオカメラ
映像作品を作るのですから必須です。基本的にどんなビデオカメラでも良いのですし、既にお持ちの方はなるべくそれを活用していただいて構いません。が、ヒャクレンジャーを作る際にはいくつか「作りやすくなる」条件があります。
まず、カメラの規格がDV規格であること。DV規格というのは、こういうマークがついているカメラのことです。

dvlogo.jpg

これがminiDVのロゴマークです。

最近増えてきた、DVDやHDDに録画するカメラやハイビジョンカメラなどはオススメできません。なぜなら、対応している編集ソフトが少なかったり、編集に要求されるPCのスペックが高くなったりするからです。既に持っているならしょうがないのですが、まだ持っていないならこれらのタイプは避けるべきです。DVカメラなら安いものなら4〜5万円からありますし、中古なら更に安く手に入るでしょう。

そして、更に条件があります。
それはDVカメラで、プログレッシブ撮影が出来るものを選ぶことです。
プログレッシブって何?という話が出るかもしれません。それにはまずインターレースの話をしなければなりません。実はテレビの映像はインターレースといって1/60秒ずつ2枚の映像を重ね合わせているのです。こんな感じです。

Clip0001.jpg

クリックで拡大します。


動いているものの縁がギザギザになっています。テレビで見る際は気になりませんが、PCで見ると気になります。これはTVとPCの表示の仕方が違うせいです。PCはプログレッシブ表示をしているのです。プログレッシブ表示とは1枚の画で、インターレースと違ってギザギザが見えません。デジカメの写真と同じ感じになります。


Clip0002.jpg

クリックで拡大します。


PC上で見ても違和感がありません。その代わり動きそのものはインターレースよりカクカクした感じになります。それは1/30秒ごとに1枚の映像を作っているからです。
こんなに長々と話をしたのには訳があります。それは合成の作業にはプログレッシブが圧倒的に有利になるからです。インターレースは1/60秒ごとの動きなので1秒分の映像を作るには60コマ分の合成をしなければなりません。プログレッシブだと30コマ。作業が半分で済むのです。これは大きいです。ヒャクレンジャーの合成でかける100だと3000コマと6000コマ。もう全然違います。プログレッシブ撮影機能は大抵のビデオカメラにありますので確認してください。
ちなみに筆者はパナソニックの業務用カメラを使っています。このカメラはフィルムと同じ24コマのプログレッシブ撮影が出来るカメラで、フィルム愛好者がこぞって使っています。が、筆者はそういう愛情とは関係なく、「30コマより20%能率アップ」というとても実務的な理由で使っています。

ヒャクレンジャーのつくりかた   1・序章

ということでやるやると言っていながら長引いていた「ヒャクレンジャーのつくりかた」、連載スタートです。

これを読む方で「ヒャクレンジャーって何?」という人は少ないと思いますが、念のため説明させていただきますと、「1人100役の戦隊もの」です。写真で見れば一目瞭然。

hyaku-ranger.jpg



さらにYouTubeにアップした映像だ!(7/4)



カメラを動かさずに100回ポーズを取り、それをパソコンで合成することで100人が一同に会するというインパクト溢れる映像を少人数・低予算でつくることを可能にしています。更なるやる気があれば「ニヒャクレンジャー」「センレンジャー」といったことも可能です。

CMなどでも「午後の紅茶」の松浦亜弥や「太鼓の達人」のザ・たっちなど、様々なところでも同様のテクニックが使われています。
従来こういった合成はブルーバックやグリーンバックなどの大掛かりで面倒な撮影や、高価な撮影・編集機器が必要でしたが、「ヒャクレンジャー」ではお手軽な機材で(その気になれば)プロ並みのクオリティを簡単に実現できます。そういったテクニックを、なるべく簡単にご紹介できればと思っております。


説明の順番としては、
第1章 序章(今回です)
第2章 準備編
    ここでは主に予め用意する機材、画像合成ソフトなどについて説明します。
第3章 撮影編
    主に撮影時の段取りや撮影の仕方などについて説明します。
第4章 編集編
    ここがある意味キモです。撮影した内容をPC上で合成して作品にします。
第5章 公開編
    完成した作品を公開します。
第6章 応用編
    ここでは「ヒャクレンジャー3D」の作り方を説明します。

以上全6章をいくつかのチャプターに分けて進めてまいります。

乞うご期待!

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